最近では 「アイドリング・ストップ」 が叫ばれるようになっています。
クルマを走行させていないときにエンジンをかけておくのはやめよう!ということです。
私は昔からこれを心がけていました。
それは別に環境にやさしいからということではなく、
たんにケチだったからです。
大学時代はムリしてクルマを買ってしまったため、
そのローンと維持費と駐車場代に追われ、
東京のど真ん中の交差点の中でガス欠によりエンストしてしまったことがあるくらい、
いつもガソリン不足に悩まされていて、
できるだけエンジンを止めるというのが習慣になっていました。
それが今でも続いているというわけです。
もちろん最近ではある程度、経済的に余裕ができてきましたから、
いちいちガソリンを10リットルだけ入れてください、などと頼んだりはしませんし、
ちょっとクルマを停めておくあいだ、エンジンかけっぱなしでも、
財布の心配をする必要はなくなりましたが、
駐車するときいちいちエンジンを止めるというのはいい習慣なわけですから、
わざわざそれをやめる必要はないわけです。
福島に来て思ったのは、コンビニやスーパーで買い物しているあいだ、
エンジンをかけっぱなしにしている人がとても多いということです。
特に夏場や今のような寒い冬はそういう人が多いです。
それはたぶんエアコンをつけっぱなしにしておいて、
クルマの中を涼しいまま、あるいは、暖かいまま保っておきたいからなんでしょう。
しかし、やったことがある人はわかると思いますが、
買い物中にどんなに車中が暑くなってしまったり、冷えてしまったりしても、
運転を再開してエアコンを入れれば、ほんの少し走るあいだに、
車内温度はすぐに元に戻ってくれます。
わざわざエンジンとエアコンをかけっぱなしにしておくほどのことはないのです。
ただでさえ、クルマに乗っているということは、
大気を汚し続けているわけですから、
ほんの短い時間の暑さや寒さは辛抱すべきではないでしょうか。
同様に、クルマで出かける前に、自宅の駐車場でしばらくアイドリングをする人がいますが、
それもムダな行為と言っていいでしょう。
昔のクルマはエンジンの回転を安定させるために、
暖機運転 (=アイドリング) が必要だったようですが、
今どきのクルマはもうそんな必要はまったくなくなっているようです。
また、冬場などはクルマの中が冷え切っていて、
エアコンをつけてもしばらくのあいだは冷気しか出てきませんから、
エンジンが暖まって、温風が出てくるようになるまで、
アイドリングしておくという人も多いようです。
しかし、これもムダな行為だと思います。
停車した状態でいくらエンジンをかけっぱなしにしておいても、
なかなかエンジンは暖まらず、温風になってはくれないからです。
それよりも、とっとと発進させてエンジンの回転を上げたほうが、
早くエンジンは暖まり、温風も出てきてくれます。
これも私の経験だと、1㎞も走らないうちにほんの数分でエンジンは暖まってくれます。
停車したままだと10分くらい待っても温風は出てきてくれないでしょう。
最近ではリモートコントロールでエンジンをかけて、
クルマが暖まるのを待つなんていう装置が売られているようですが、
そんなもんつけるよりもとっとと走れ、と言いたいです。
私は縦に3台停められる立体駐車場の一番下を借りていて、
自分のクルマを駐車場から出すためには、
ボタンをじーっと90秒くらい押し続けて、地下から自分のクルマを呼び出し、
いったん自分のクルマを出して、また90秒かけて立体駐車場を地下に沈める、
という作業を毎回しなくてはなりません。
他の人たちを見ていると、自分のクルマを出して駐車場を元に戻すあいだ、
ほとんどの人がやはりエンジンをかけっぱなしにしているようですが、
私はいちいちエンジンを切るようにしています。
駐車場の操作のためにボタンを押しているあいだって、
クルマの近くでじーっと立っていなければならないのですから、
エンジンをかけっぱなしにしておくと、
そのあいだずーっと自分のクルマの排気ガスを自分で吸うことになると思うのですが、
皆さんは気にならないのでしょうか?
自分の健康のためにも、地球の環境のためにも、そして自分の財布のためにも、
エンジンはこまめに切った方がいいと思うのですが…。
というわけでアイドリング・ストップのオススメの話でした。
ところが、最近のアイドリング・ストップ問題は、
そういうレベルをもうとっくに超えてしまっているようです。
私は新しい時代のアイドリング・ストップにはまだついていけていないのですが、
それはまた別の機会に論ずることにいたしましょう。